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良いか悪いか、お客様はいつも正直。

39歳でサラリーマンから転身。関西調理師学校で調理師免許をとり、イタリア料理店で2年間の下積。

「店を持ちたい」という昔からの夢を実現させ、まだ店をオープンして間もない頃、若いご夫婦がいらしたことがありました。もともと、お客様と気軽に会話できるようにと設けたオープンキッチン。その日仕入れた新鮮な魚介のことなどいろいろお話した記憶があります。その時、帰り際に言われたご主人の言葉が今でも心に残っています。

「本物を食べさせてくれて、ありがとう。」

夢をかなえるにも若くはありませんでしたから、技術の修得に人一倍の努力はしたつもりです。

それを、舌で、心で感じ取ってくれる人がいる。

そのことが何よりもうれしかった。

「今日は塩辛かったよ」そう言って、笑ってまた来てくれる人もいます。

お客様にとって「本物」とはいったい何なのか?

時に「おもてなしの心」は、素材の良さや腕前よりも勝るときがあるだけに、

僕は、この小さなお店をずっと大切にしていきたいと思っています。

関西調理師学校卒業生 男性 M・Rさん

投稿時間 2018年12月04日 午後 16:29 | 個別ページ
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